恋愛に臆病な人は〜自分から目をそらしていませんか?
恋愛に臆病な人ってどのくらいいるでしょうか。
気のせいか、身の回りにそういう人が多くなってきたように思います。
恋人も友達もできないのに、三十を目前にして結婚を急ぐ女性を見ていたら、何やら恐ろしくなって、それについて何か書けないかと思い始めました。
理想の恋や結婚をしたはずだったのに、その関係を失い傷ついて、二度とこんな思いはゴメンだと臆病になってしまう心理はよく理解できます。
〜あなたを惑わすこの言葉に注意!〜
こんな人に、自己啓発本ならこう語りかけるでしょう。
「失敗を恐れるな」
「失敗から学べ」
「同じ失敗を繰り返さなければいい」
「進め」
しかしわたしたちは、こういう言い方はしません。
そもそも恋愛にたいして臆病になる背景には、正直に自分と向き合わず、相手にも自分にも本当の気持ちがぶつけられなかったもどかしさがあり、しかもやっかいなことには、その気持ちを心の奥に押し込めてしまって、自分の気持ちを整理する機会を逃してしまったことがあります。
そんな人に考える暇を与えず行動を迫っても、ますます本当の自分との距離が広がるばかり。
新しい恋で傷を癒されたような気がしても、しばらく経つうちにまた同じ問題が繰り返されます。
直りかけたと思った同じ傷口がまた開き、苦悩の血を流してしまいます。
〜自分から目をそらす言葉はすでにあなたの中にも!?〜
ある女性はこう語りました。
「私が男性を信頼しないのは、彼らが努力をしないから。もっと自分を鍛
え、スキルを伸ばす努力をすべきよ」
彼女の言葉を聴き、なるほど一理あるなと思って彼女の表情をよくよく観察してみると、そこには言い放った言葉の影に隠された本心が顔を覗かせていました。
彼女はそんな言葉で男性を突き放すことで、自分と向き合う不安から逃れようとしていたのです。
またある女性はこう語りました。
「彼は本当の私を知ろうとはしてくれませんでした。そのために私はいつも寂しい思いをしていました。私の方は彼のためになると思うことなら何でも与えてきたのに、彼の方は私に優しい言葉のひとつさえかけてくれなかったのです」
これも男性に対して女性が抱く感情の代表的なものです。私も共感して耳を傾けていましたが、彼女にも向き合うべき自分というものがあり、そこから目をそらしているような気配がありました。
彼女はそこに目を向けることを拒み、新しい恋に飛び込んで行きましたが、そこでも自分が受け入れてもらえないジレンマを抱えたままです。
男性の場合はなかなか恋に関しての悩みを語ろうとはしないものです。
しかし女性と同じように、相手への不満や理解してもらえないジレンマを抱えています。しかし男性は自分の感情を出すことや、悩みを切々と語るのは男として良くないことだという間違った価値観を持っているために、友達同士などの間でも本心を語ろうとはしません。
仲が良いと思われる友達同士でもそうなのですから、家に帰ってパートナーに向き合ったときや、恋人に会ったとき、自分の感情を語ることに戸惑ったり口ごもったりするのは当然です。
男性は時にコミュニケーション能力の高い女性に嫉妬することがあり、そのために無理に口を開かそうとすると攻撃的な態度になることさえあります。
〜自分を知るスキルの大切さ〜
女性でも全く自分の感情を話すことができない人がいます。
口下手やコミュニケーション能力の低さは、必ずしも性別の違いからくるものではないのです。
私がカウンセリングを知って思うのは、必ずしも饒舌で話し上手な人が自分をよく知っているわけではないこと、
口下手で無口なことが無感情や思いやりのなさにつながっているわけではないということです。
私たちはあまりにも自分を知る努力を怠っていて、そのために相手を知るスキルを身に付けられなかったのです。
最近、地球環境の保護が叫ばれるようになって、生き物の営みや不思議がテレビなどでよく取り上げられるようになりました。
森を育てる生き物の連鎖や動物たちの生き様を知れば知るほど、自然に対する愛着が増し、もっと大事にしたいと思うようになりますよね。
私たちも同じことです。
自分をよく知るようにすればもっと自分を大切にしたくなるはずですし、
相手をよく知ればそこに愛情が生まれるのではないでしょうか。
あなたは無限に近い可能性の中から選ばれて今ここに存在しているのです。
相手だって同じです。
環境の違いによる考え方の違いなどは実はほんの些細なことで、私たちは皆同じなのです。
恋をするのが怖いのなら、まず自分を知ることから始めてみましょう。
車を運転するにも病気を治療するにも、まずはその対象がどんなものであるか習います。
恋をするのは他でもない自分だというのに、自分を知らずにおいていいはずがありません。
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