自分を褒めよう
もし、私が自分を許し、欠点も長所の裏返しであると認めることがなかったら、今のように人の笑顔に迎えられることも、自らの笑顔に勇気付けられることもなかったでしょう。
それどころか、自分の置かれた境遇に悪態をつき、他人もこの境遇に引き込もうと毎日神経をすり減らしていたかもしれません。
過去に振り返りたくないような自分がいたとしても、今の自分があるのはその積み重ねがあってこそです。
あなたはきっと、そのときそのときに出来る限り最善を尽くそうと努力したことでしょう。
頑張ったね、と一声かけてあげてください。
あなたが羽ばたこうとするのを足を引っぱって阻止していた過去という重荷も、見ただけで元気付けられるような笑顔と抱擁で、あなたの味方になると約束してくれることでしょう。
人は褒めて育てよう。
よく聞く言葉ですよね。
子育ての本でも犬のしつけの本でも同じことが書いてあります。
これはつまり、人は叱っても成長しないということです。
あなたが大好きな人のために心をこめて料理を作ったとします。
でも、いくら心をこめて作っても、欠点ばかり指摘されたらどうでしょう?
おまけに、美味しいときには何も言ってくれないとしたら?
あなたが精魂こめて仕上げた仕事。
きっと喜んでもらえると思ってやりとげた仕事。
なんだかんだとケチばかりつけられて、良い点がひとつも褒められなかったら?
がっかりして、力が抜けてしまうのではありませんか?
もっと頑張ろう、なんて前向きな考えは奥に引っ込んで顔を見せなくなってしまいます。こういう状況でも頑張る人は頑張るのですが、それに対する正当な報酬がもらえていないので、いつか行き詰ってしまいます。
突然無気力になったり体に症状が出たりします。
〜いちばんの喜びは自分に認められること〜
自分の努力が他人に正当に認めてもらえないとき、私たちは傷ついたり気を落としたりします。
こうした外部からの力は目に見えやすく、その不当性に不平を言ったりできるものですが、自分で自分を不当に低く評価しているという状況はなかなか自分で気づくことができません。
私たちは職場でも家庭でも、もっと頑張れといわれ続けているので、自分を認めたり褒めたりすることを忘れがちです。
しかし、先の例のように人は叱咤されるのではなく、褒めてもらうことが絶対に必要なのです。
私たちが毎日食物を胃に入れることを必要としているように、私たちの心は認めてもらうこと、褒めてもらうことを必要としています。
自分で自分を認めることは、人に認められることよりも重大な意味を持ちます。
もしあなたが自分を否定していたら、人の褒め言葉は届かないからです。
あなたの過去が今のあなたにとって大切な積み重ねであるように、今のあなたもあなたに認められてはじめて成長できるのです。
褒めて育てることの大切さを理解できるあなたが、自分を褒めることの大切さを理解できないはずはありません。
〜他人に褒められる努力より、自分を認めることで成長できる〜
生まれてから昨日までの自分を振り返ってみましょう。
あなたの長所はどんなところにありましたか?
子供の頃、得意になってやっていたものは?
褒められて嬉しかったことはなんですか。
それを未来のあなたに手渡すことができるといいですね。
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